ノーツクライアントのアップグレードに MarvelClient を使うべき 5 つの理由

来年度から来るべき R9 の EOS を予測してノーツクライアントのバージョンアップを計画されている企業が最近増えているのを感じます。この現状を踏まえ、panagenda 社より日本の方々にメッセージを頂きましたのでご紹介いたします。題して「ノーツクライアントのアップグレードに MarvelClient を使うべき 5 つの理由」です。

はじめに

適切なツールがないと、IBM/HCL Notes クライアントのアップグレードは複雑でエラーが発生しやすいとあえ て断言します。

ここでお話することは、ツール提供者としての経験に基づくものではなく、ユーザー企業のプロジェクト担 当者、特に Domino 運用管理、サポート/ヘルプデスク、ソフトウェア配布を担当する様々な部署の方々と 多 くの会話を通して確認された内容です。

MarvelClient はお客様がノーツクライアントを集中管理し、また自動アップグレードするためのソリューション で、70カ国以上の国々に 1,200 万以上のライセンスを販売している実績あるツールです。HCL 社は弊社のソリュ ーションをただ推奨しているだけでなく、戦略的開発パートナーとして MarvelClient のサブセットを V10.0.1 以 降 HCL Notesと Domino、そして HCL Nomad に標準搭載しています。

Notes/Domino ユーザーのほとんどが最後に Notesクライアントをアップグレードした時の苦い記憶しかあり ません。前回のアップグレードプロジェクトからかなり時間が経ち、いったいなにが問題であたったのかさえ 棚上げされ、アップグレード期間中に頻繁にヘルプデスクで対応を迫られたという記憶しか残っていません。 新しいバージョンをインストールするだけでは、アップグレードを成功させるには十分ではありません。

MarvelClient Upgrade を使用すれば、何百万というクライアント環境に対応した幅広い専門知識に基づくメリッ トを享受できます。

理由その 1: 時間とコストの削減

Notes クライアントのアップグレードは以下に示すコスト要因に著しく左右されます

1) アップグレードパッケージの作成とテストにかかる期間と作業コスト

2) すべてのクライアントをアップグレードさせるのにかかる期間

3) クライアントアップグレードの成功率 = ヘルプデスクへの問合せ件数

4) アップグレードやフィックスパック適用の頻度 = HCL保守契約の最大利用(セキュリティパッチ、新機能や機能拡張)

5) 日々の利用における Notes クライアントの最適化 (弊社からのベストプラクティスや HCL 社のデフォルト設定に基づく MarvelClient によるクライントの標準化)

IT 部門、ヘルプデスク、そしてエンドユーザーにおいても MarvelClient Upgrade を使用することで顕著な時間と コストを削減します。実際のアップグレード作業のみならず、作業後の対応についても同様です。

理由その 2: アップグレードを単純化し誤りを事前に防ぐ

適切なツールがないと、IBM/HCL Notes クライアントのアップグレードは複雑でエラーが発生しやすいもので す。原則、皆さんには 2 つの選択肢があるだけです。

a.) いわゆる「上書き」のアップグレードをやってしまう。つまり既存のバージョンの上に新しいバージョ ンを上書きインストールする方法です。その結果、多くの企業では Notesクライアントを正しい「IBM」や 「HCL」フォルダではなく、「Lotus」や「IBM」フォルダで実行させることになります。これが原因でアッ プグレード・プロジェクト中はもちろんのこと、その後の日常業務使用おいても、クライアントが最適に構 成されていないためエラー率やヘルプデスクへの問合せが目立つようになります。

b.) 自社で開発したスクリプトを使って既存のインストールを行う方法です。これは新しいバージョンを適 用するたびに同じ時間と労力を何回も必要とします。つまり最も深刻な問題としてアップグレードやフィッ クスパック適用の都度、それを繰り返す必要があります。

MarvelClient Upgradeを使用すれば、何百万回ものアップグレードで培った弊社の専門知識の恩恵を受け ることができます。MarvelClient Upgradeは、数え切れないほどの問題や例外処理を自動化します。

百聞は一見にしかず、こちらの画面をご覧ください。

上のスクリーンは、MarvelClient Upgrade の設定の一部を示しており、ステップバイステップでお客様のアッ プグレードプロジェクトの成功へと導きます。①で IBM または HCL のインストールパッケージを選択し、そ の後、任意の数のアドオンまたは修正パックを選択します②。

その後、「Prepare or Publish Upgrade」ボタンを押して、アップグレードを有効にします。何かの設定が 不足していたり不備がある場合は、MarvelClient Upgrade が示唆してくれます。

MarvelClient Upgradeは、すべての設定を検証し、アップグレードやアップデートの作成を大幅に簡素化しま す。スクリプトやプログラムを作成しなければならなかった時代は終わりました。

理由その 3: 生産性の最大化

エンドユーザーの生産性が上がらない理由は、不必要に長いアップグレード(アップグレードの失敗は言うま でもなく)と最適化されていないクライアントを使わなければならないということです。

単なるアップグレードでは、MarvelClientのアップグレードは、1ユーザーあたり平均5分を節約します。単 純な計算ですが、1,000ユーザー=5,000分=83時間=10営業日。1年に4回のアップグレードで40日の営業日を節約することになります。

さらに、MarvelClient Upgrade は、ヘルプデスクへの問合せ件数を減らしかつ最も重要なことはアップグレ ードに失敗したことで失われるエンドユーザーの労働時間を減らすのに役立ちます。

ほとんどのお客様の場合、アップグレードプロジェクトの期間とそれに伴う作業時間の損失を50~80%削減 することができ、多くの場合、数ヶ月からたったの2週間以内に短縮することができます。これにより、お 客様は毎年4ヶ月以上の時間を節約できる試算となります。

理由その 4: フォローアップのコスト削減

適切にアップグレードされたノーツクライアントは、デフォルト設定とベストプラクティスにマッチし最 適化され、フォローアップコストを大幅に削減します。

クライアントの起動時間短縮、クライアントのクラッシュの減少、サポートの簡素化(社内でもHCLでも)は、 MarvelClient Upgrade を使用してこれまでのインストール作業を最適化なプロジェクトに変換するための最も 重要なポイントです。MarvelClient Upgrade はデフォルトで自動的にそのような最適化を実現します。これに より、「Lotus」や「IBM」のフォルダが「HCL」のフォルダに変わり、様々な設定が調整され、クリーンアッ プされ、最適化されます。

理由その 5: 強力なパートナーとともに

私たちは、HCL 社との良好な関係のもと、あらゆる専門知識を駆使してお客様のお手伝いをさせていただいております。疑問に思ったことや助けが必要なときには、自分一人ではなく、強いパートナーがそばにいて、サポー トしています。

サマリー

MarvelClient Upgrade は、次のアップグレードを永続的な成功に導きます。次回の Notes クライアントア ップグレードのための時間と費用を節約するだけでなく日常業務においてもそれ以上の時間と費用を節約することができます。

MarvelClient Upgrade をお選びいただければ幸いです。

最後にノーツクライアントのアップグレードの方法には他にもろいろな方法があるのも事実です。そこで MarvelClient Upgrade の優位性をご理解いただくために比較表を作成してみました。ユーザー企業の規模や投入できるリソース、予算によって様々な選択肢があると思いますが、技術的根拠や弊社顧客からいただいたフォードバックを元に作成してありますので皆様方のプロジェクトの一助になれば幸いです。